平成16年の法律改正により、厚生年金保険料率は平成29年9月まで、毎年改定されることになっています。
平成27年9月からの社会保険料額表が以下よりダウンロードできますので、ご利用ください。
新しい社会保険料額表はこちらからダウンロードできます。
【本年度の社会保険料の定時決定(算定)について】
本年度の社会保険料の算定に基づき、標準報酬月額(保険料の等級)が 9月分より改定されます。
新しい標準報酬月額に改定された上で、さらに上記の保険料率が適用されることになります。
健康保険料の料率は変更ありません。
健康保険の「標準報酬月額」上限引き上げへ
皆さんご存じのように、社会保険料は月々の報酬を基にした「標準報酬月額」に保険料率を掛けて計算されます。
その「標準報酬月額」ですが、現在健康保険では1等級から47等級まで、厚生年金では1等級から30等級まで区分されています。
それが、来年度より健康保険について「標準報酬月額」の上限が引き上げられることになり、新たに3等級追加されて50等級までとなります。
<等級> <標準報酬月額> <報酬月額の幅>
47等級 1,210,000 1,175,000 以上~ 1,235,000未満
48等級 1,270,000 1,235,000 以上~ 1,295,000未満
49等級 1,330,000 1,295,000 以上~ 1,355,000未満
50等級 1,390,000 1,355,000 以上
従来、月額1,175,000円以上の報酬を受けておられる方は、一律に標準報酬月額1,210,000円として健康保険料が計算されていましたが、来年度からは保険料の負担が増えることになります。
もちろんそれに伴い、会社負担も増えてしまいます。
また、「標準報酬月額」だけではなく、「標準賞与額」についても見直しがなされ、これまで年間上限540万円であったのが573万円に引き上げられることになります。
※給与計算ソフト等で自動設定がされると思いますが、対象者の方にとっては大きく負担が増えることになりますので注意が必要です。