■ 制度の概要
外国人労働者が安心して働ける職場環境の整備を促進するため、就労環境の整備措置を講じた中小企業事業主に対して助成される制度です。「必須メニュー」および「選択メニュー」の措置の導入に対し、1措置ごとに20万円(最大80万円)が支給されます。
■ 支給対象となる事業主
- 労働保険の適用事業主である中小企業
- 外国人労働者(在留資格「技能実習」除く)を1人以上雇用していること
- 交付決定後に環境整備措置を開始すること
■ 必須メニュー(いずれか1つを実施)
- 雇用労務責任者の選任
- 就業規則等の多言語化
■ 選択メニュー(以下から1つ以上を実施)
- 苦情・相談体制の整備
- 一時帰国のための休暇制度の整備
- 社内マニュアル・標識類等の多言語化
■ 助成内容
- 1つの措置につき20万円
- 最大4つまで実施可能(上限80万円)
(例:必須メニュー1つ+選択メニュー3つ)
■ 申請スケジュール
- 交付申請期限:令和7年11月29日(金)
- 支給申請期限:令和8年1月31日(金)
■ 社労士より一言
外国人労働者の安定した雇用と定着には、言語や文化の壁を乗り越える職場環境の整備が重要です。本助成金は、多言語対応や相談体制など、実践的な整備に対して直接的な支援を受けられる制度です。ご不明な点は、ぜひ社会保険労務士までご相談ください。