⿃取県最低賃⾦の⼤幅引き上げについて

 

[発効日]
2025年10⽉4⽇

 

[改正内容]

新最低賃⾦
時給 1,030円(現⾏:957円)
引き上げ額
73 円(引き上げ率:7.6%)

 

[特徴]

過去最⼤の上げ幅(前年度57円を上回る)
⿃取県初の1,000円台到達
中央審議会⽬安を9円上回る

 

[給与への影響試算]

⽉給換算(⽉平均170時間勤務の場合)
項⽬改定前改定後差額時給957円 ⇒ 1,030円+73円
⽉給162,690円 ⇒ 175,100円(+12,410円)
年収1,952,280円 ⇒ 2,101,200円(+148,920円)

その他勤務パターンでの影響
パートタイム労働者(⽉100時間勤務)
改定前:95,700円 → 改定後:103,000円(+7,300円/⽉)
アルバイト(週20時間勤務)
改定前:⽉82,820円 → 改定後:⽉89,120円(+6,300円/⽉)

 

今回の73円という⼤幅な引き上げは、予想されていた⾦額を上回る結果となりました。これは、物価⾼や⽣活費の⾼騰により、⽣活費に⾒合う賃⾦にする必要があることや、⿃取県が全国平均と⽐べても低⽔準であったことから、地域間格差の解消も意識された結果だと考えられます。

政府は最低賃⾦1,500円を⽬指していることを公⾔しており、この流れは今後も続くものと思われます。

企業に求められる対応
・賃⾦体系の⾒直し
・⽣産性の向上
・価格戦略の⾒直し
・従業員とのより⼀層のコミュニケーション強化