★ どんな助成金?

企業が人事評価制度の導入または見直しを行い、従業員の評価と処遇の透明性を高めることを目的としています。この助成金は、特に中小企業における人事評価制度の整備と運用の改善を支援するために設けられています。

対象事業主

  • 雇用保険・社会保険に加入している会社
    ※社会保険は加入義務がある場合(法人等)
  • 全正社員を対象とする評価制度を導入し、賃金表に反映させること
    ※毎年1回の実施が必要です。賃金は3%以上増額する事
  • 人事評価委制度等整備計画(変更)書を作成していること
    ※人事評価制度適用開始日のある月の初日の6か月から1か月前にまでに提出

 

[主な要件]

  1. 人事評価制度等整備計画を作成し、管轄の労働局の認定を受けること。
  2. 人事評価制度や賃金制度を整備・実施すること。
  3. 労働者の賃金が増加され、かつ賃金の引き下げを行っていないこと。
  4. 制度の整備・実施により、実施日の翌日から1年経過するまでの離職率が、目標値以上に低下していること。

 

[受給額]

目標達成助成:80万円
事業主が、生産性向上のための人事評価制度と労働者の賃金アップを含む賃金制度(以下「人事評価制度等」と表記します。)を整備し、実施することを通じて、生産性向上を図り、 労働者の賃金の3%以上のアップ、離職率の低下に関する目標を達成した場合に支給します。

 

社労士よりひとこと

一時停止となっていたコースですが、今年度より復活しました。賃金の引き上げを行っている企業も多いですが、それと同時に評価制度を含めた賃金制度を新たに設計し、従業員のモチベーション向上させることで、助成金につながります。