[概要]
人材開発支援助成金の「教育訓練休暇等付与コース」は、勤務員が自発的に職業能力開発に参加できるよう、有稼の教育訓練休暇制度や短時間勤務等の制度を新たに導入した企業に対して支援を行う制度です。
【奨励内容】
メニュー | 制度の概要 | 支給額 |
---|---|---|
教育訓練休暇制度 | 3年間に5日以上の有給での教育訓練休暇を受ける制度 | 30万円(36万円) |
長期教育訓練休暇制度 | 30日以上の休暇を受ける制度を導入 | 20万円(24万円)+ 賃金助成 1,000円/時(800円) |
教育訓練短時間勤務等制度 | 所定勤務時間の短縮が30回以上可能な制度を導入 | 20万円(24万円*) |
* 賃金要件または認定資格手当要件を満たす場合の加算額
** 大企業の場合
[賃金助成条件]
- 当該教育訓練は有稼であり、所定勤務時間分の賃金以上が支給されていること
- 支援上限:1人当たり1,600時間まで(大企業は1,200時間)
[仕組み例]
- 外部eラーニングを利用した素養教育
- 認定教育機関による教育訓練施設
- キャリアコンサルティングやITスキル教育
- 日常業務の資格収得や学び直しの支援
【社労士から一言】
従業員自身の成長意欲や未来を見捨てた、性格に合わせた勉強の手続きを許す環境づくりは、結果的に社員の専門性向上、企業の強化にも繋がります。
助成金の活用は、これらの勉強環境を前向きにさせる大きな強力となるため、小規模企業の人材能力開発策にも役立ちます。